【すし雑学 vol.2】すし屋の湯のみはなぜデカいのか!?
愛知県名古屋・東海を中心に出張すし職人をしているガンジーです。
すし雑学では、すしにまつわる小話や知っているようで知らないことを中心にお話いたします。
今回はすし屋の湯のみはなぜデカいのか!?について。
すし屋に行くとよく目にする湯のみですが、大きいと思ったことありませんか。
例えば蕎麦屋さんなんかで出てくる湯のみは底が浅く飲み口が広いタイプです。
魚の名前がたくさん書いてある湯のみもすし屋ならではですね。
すし屋の湯のみだけ大きいのは理由があるそうです。
忙しいからいちいち注ぎ足しできない
昔はすし屋といえば立ち食いで大将が一人でやる今でいうワンオペでした。ですからいちいちお茶を注ぎ足していてはオペレーションが回りませんね・・・
あえて大きく分厚い形にすることで、お茶が冷めにくく長持ちするという実用性の面から大きくなっているのです。
おすしにおいてお茶とは、魚の脂を洗い流し、口をさっぱりさせる効果、殺菌作用などもあるため頻繁に飲まれます。よって湯のみを大きくして飲みやすくすることは理にかなっていますね。
フィンガーボールだった・・!?
上記のように忙しいのでできるだけ手間をかけたくない、ということでおしぼりを出さない店も(昔は)あったようです。
では、おすしを手で食べた後はどうするのでしょう? お茶で洗っていたようです・・・
忙しいから・・・という意味では助かりますが、おしぼりくらい出してもいいと思うんですけどね。
江戸っ子はせっかちなんで、おしぼりなんか待ってられなかったのかもしれません。
すし屋は粉茶
すし屋で出てくるお茶は粉茶が多い。粉茶でないところも当然ありますが、基本的にはすぐ出せる・濃く出せる・香りが強すぎない このようなお茶が選ばれます。
おすしの味を必要以上に殺してしまうようなお茶はあまり好まれませんね。
食事の際のお茶は粉茶で、食後のお茶は香りのある別のお茶を淹れる店もあるようです。
おすし屋さんに行かれた際には、どんなお茶なのか?に着目してみると面白いかもしれません。
ガンジーの出すお茶
こう書いといてなんですが、ガンジーはお茶を出してません!
出張料理なので、ドリンクはお客様側で用意していただくためです。
あとは、僕もワンオペなので、お茶を出している余裕がない・・・江戸時代の職人と同じ悩みを抱えているわけです笑
出張すし職人ガンジーは愛知県名古屋市・春日井市を中心に活動している出張料理人です。
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